








生きる力と喜びを、高知から。
「これは、生命の味。」
闘病中のある方が、文旦を口にして、そう言ってくれました。
「どれだけ食欲がなくても、この文旦だけは食べられる」と。
心から嬉しかった。
でもその一方で——出荷されずに捨てられていく文旦が、目の前にある。
いくら商品にならないものであっても、
生命の味とまで言ってくださった果実を、そのまま捨てるなんて…
そんな想いから、文旦の命を活かす精油づくりが始まりました。
けれど、わたしたちが本当に届けたいのは、
モノでも、香りでも、味でもありません。
それらを通して、いつのまにか忘れてしまった
「感覚」と「生命力」を思い出すきっかけ。
生きる力と喜びを、高知から。
それが、ぽめろん堂の原点です。
感じることが、はじまり
本当の幸せは、持つものでも、得るものでもない。
それは——「感じること」。
だからこそ、五感と呼吸に意識を向けることは、
あなた自身の“本当の幸せ”に出会い直すことでもあります。
目に見えるものだけでは届かない感覚、
頭で考えるだけでは掴めない本質。
五感、呼吸という入口から、
心の奥に眠っていた“生命のめぐり”は、静かに動き出します。
からだに響く、幡多の恵みたち
高知の西の果て——幡多。
海も、山も、川も、祈りも、
すべてが近くにある土地です。
潮が光り、風が運び、
雨が森を潤し、土が実りを育てる。
その流れの中に、人の手しごとが静かに息づいています。
宿毛の離島、沖の島でつくられる天日塩。
黒潮町で実るグリーンレモン。
土佐清水のシークヮーサー。
どれも、自然と人とが共に生きる中で生まれた“命の粒”。
ぽめろん堂は、その恵みを
香りや味、手ざわりとしてお届けしています。
それは、ただ心地よさを運ぶものではなく、
からだの奥に眠る“生命のリズム”を呼び覚ますもの。
高知の自然に触れると、
あなたもきっと思い出すはずです。
「生きる力と喜びは、もう自分の中にある」と。
運営者
ぽめろん果樹園(旧森下農園)
森下結季子
2022年、夫が家業の文旦農家を引き継ぐために家族で宿毛市に移住・就農。今や草刈り機は相棒。
高知県幡多地域の魅力にすっかりハマり、勝手に「もったいない」精神で活動中。
5歳差姉妹の母。愛知県岡崎市出身。
好きなものは旅・食べること・映画
